SENIOR HOUSING
私たちがシニア住宅として提案する『方丈』。
そのコンセプトは、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての歌人鴨長明が書いた随筆「方丈記」に通じるものがあります。
– ゆく河のながれは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。・・・・・・世の中にある人と栖(すみか)と、またかくのごとし。 —
鴨長明はその人生で火事や竜巻、地震などの大きな自然災害を経験し、そこから得た人生観や住まい観を記したのでした。
「大きな住まいを所有するためにあくせく働いたり、他人の住まいと比較して立派なものを求めるのは無意味ではないか。最小限の物と、自分のために建てた最小限の住まいで、好きなことを楽しめれば、それでいいのではないか。」
鴨長明はこの思いを具現化するために、54歳の頃に自ら設計し「方丈庵」を建築します。
一丈四方(3.03m×3.03m、約9㎡、5畳半)の住まいで気ままな出家生活を送り、ここで「方丈記」を書き上げたのです。
「充実した人生を送るため、健康で安心して最期まで暮らせる小さな平屋」
それが私たちが提案するシニア住宅『方丈』です。
最期まで自宅で過ごせるよう、様々な「備え」のある住まいです。「最期まで自宅で過ごせる=健康寿命を延ばす+介助者の負担が少ない」が大切です。各部の寸法に余裕を持たせながらコンパクトに計画しました。
左右反転することで東西南北どの面からのアプローチでも対応できます。
構造は耐震等級3、耐風等級2の最高レベル。断熱性能は等級4を超え、HEAT20 G2相当。内外装材やロフト、空調方式、蓄電池システムなど多様なオプションを準備しています。
誰もが「最期まで自宅で暮らしたい!」と望むのに、その思いがかなう人は多くありません。
健康で自分らしく住み続けるためには、備えや工夫が必要です。
風雅匠房では、「最期まで自宅で」を望む両親のサポート経験を持つシニア建築士が、自宅リフォームや新築実例、平屋モデルプランをもとに、具体的で実践的なヒントやアイデアを解説するセミナーを開催しています。
それぞれの状況に応じて個別に対話しながら進めるので、あなたの将来に必ず活かせるセミナーです。
下のフォームからお申し込みください。
最期まで自宅で暮らせることはとても幸せなこと。なぜなら、
病院や施設では決められた時間に食事を食べなければなりません。また、メニューも味付けも注文ができません。趣味もあきらめ、外出も制限されることになります。 今の生活を続けることが充実した人生に繋がるのです。
病院は完全看護。施設でも日常生活の様々なサービスが準備されています。とても楽に感じるかもしれません。でも自分でできることが少なくなっていき、運動量も少なくなり老化が進みます。
自分でできることは自分でし続けることが健康維持に繋がるのです。
高齢になると、予期せぬ怪我や病気はつきもの。大きな病気だと公的保険だけでは対応しきれない場合もあります。また施設の入居費用は高額で、年金だけで賄うのは難しい可能性もあります。
自宅で暮らすことが支出を増やさないことに繋がるのです。
住まいは「子育ての場所」や「家族のための空間」から、「夫婦の生活を楽しむ空間」「自分の人生を楽しむ場所」に役割が移っていきます。また、家で過ごす時間が増えていきます。
年齢を重ねた身体や心の変化にあわせた「自分のため」「二人のため」の安心で快適な住まいにしましょう。
年齢を重ねていくと、健康であっても老化は進んでいきます。シニアになるとどのような体調の変化があるのかをあらかじめ知っておくことが大切です。
シニアになると、
などの症状がでてきます。
これらに対応できる「備え」のある住まいにしておくことが大切です。
「どんな家に住むか」が、「いつまで元気に過ごせるか」に大きく影響していることがわかっています。家によって怪我や病気のリスク、身体機能への影響などが大きく変わります。家の中にある様々な健康リスクを知り、あらかじめ対応しておくことが大切です。