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お客様だった私。新居での暮らし方。【ギックリ腰編】

先月、ギックリ腰になってしまいました。
どうにもこうにも動くことができず、
歩くどころか、立ち上がることも難しい状態で
最初は這って移動するしかありませんでした。

腰を痛めて思うように立ち上がれなくなり、
家の中につかまる場所が意外と少ないことに初めて気づきました。
家づくりをしているときは、
家族みんなが元気に暮らしていることを前提に、
間取りや設備を考えていたんだなと改めて感じました。

 

今回、考えさせられたのは
将来のことを見据えて事前に手すりをつける、
というようなことではなく、もっと身近なことでした。

たとえば、大きなケガをしたとき、体調を崩したとき、
一時的に身体が思うように動かせなくなったとき、
「この家でどう過ごせるんだろう?」ということ。

我が家の場合は、1階にちょうどシングルベッド1台分
くらいの大きさの小上がりがあります。

家づくりのときから、家事をしながらでも
子どもの様子を見守れる場所にしたかったので、
リビングのどこからでも目に入る位置にしました。
キッズスペースとしてはもちろん、
子どもが風邪をひいたときに看病する場所として使えるように、
“子どもたちが使う場所”としてだけ考えていました。

それが、自分が腰を痛めてみて、
「ここは、大人にも使えるな」と思いました。

今回はそんな思考の余裕もなく、
2階の寝室からマットレスを運び出してもらい、
リビングのど真ん中で寝て過ごしていましたが、
もし、次に家族の誰かが大きなケガをしたり、
体調を崩して動くことが難しくなったりしたら、
小上がりをベッド代わりにすれば良さそうだな、と思ったのです。

床に布団を敷くよりも高さがあるので、
起き上がる際の負担も少なくて済みそうです。
テレビやコンセントも近い位置にあり、
家族の気配を感じながら、
動きたくても思うように動けないときでも、
安心して過ごすことができそうです。

もともとは子どものためにと考えていた場所でしたが、
今回の経験で、大人にも十分役立つ場所なんだと確信しました。

家づくりのときには、
「子どもの遊び場」や「子どもを看病する場所」としてしか
考えていなかった小上がり。
そこにもうひとつ、新しい役割が加わりました。
家は、暮らしながら使い方が増えていくものなのかもしれません。

 

今回の腰痛は幸い一時的なものでしたが、
身体が思うように動かなくなったことで、
普段は何とも思っていなかった家の中のことを、
違う目線から見ることができました。

できることならいつも元気でいたいところですが、
いつ何が起こるかはわかりません。
将来のために何もかも備えておくというよりも、
「もし今、ケガや体調不良で身体が動かせなくなったら?」
そんな視点で家を見つめてみることも、
暮らしやすい家づくりにつながるのかもしれません。
今回の腰痛は、そんなことを考えるきっかけになりました。

 

執筆者のプロフィール写真

この記事を書いた人:笹山 絵理(家づくりバディ)

30代の同級生の夫と、ヤンチャ盛りの子ども2人の4人家族。
上の子どもの進学を機に、一念発起して家を建てることを決意。
家族が穏やかに過ごせる暮らしを目指しながら、家づくりの経験や工夫をシェアします♪