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お客様だった私。新居での暮らし方。【部屋ごとの役割編】

家づくりを考えていたとき、マンションや建売住宅をいろいろと見て回り、

その中で、主寝室の奥にファミリークローゼットがある間取りを何度か目にしました。

寝室と収納がつながっていると、便利そうにも思えますが、

そこで暮らすことを想像してみたとき、少し違うように感じたのを覚えています。

 

収納をつくれば、その分、物の出し入れや掃除の手間も増えます。

人の出入りの回数が増えることでホコリが舞うことも考えられますし、

わたしたちは、プライベートな空間の奥にある収納を

上手く活用できるイメージを持つことができませんでした。

 

実際に寝室は、特別な工夫をせず、収納も作らず、ただ寝るための部屋として設けています。

 

 

よくよく考えてみると、寝室だけに限らず、

わたしたちは、最初からパントリーやファミリークローゼット、

子ども部屋など、それぞれの場所の役割を明確にしていました。

用途を兼ねることは極力避け、そこで何をするのか、何をしたくないのかを考える。

そうすることで、必要な広さや収納の場所も考えやすくなり、

結果として、それぞれ独立した空間になったように思います。

 

 

とはいえ、すべての場所で用途をひとつに絞りたかったわけではありません。

洗面化粧台だけは独立させましたが、

脱衣所とランドリーは、動線の良さを考えてひとつの空間にしました。

 

リビングの横につくった小上がりは、決まった用途すらない場所です。

ちょっと腰掛けてひと休みしたり、おもちゃを出して遊んだり。

子どもが熱を出したときにそばで看病したり、お昼寝をしたり。

 

家族全員がリビングに集まっていても、誰かが遠慮することなくくつろげるように。

そのときどきに必要な使い方ができる、余白のような場所があったらいいなと思い、作りました。

 

実際に、わたしがリビングで寝転んでいる横で、

子どもたちが小上がりでおもちゃを広げて楽しそうに遊んでいたときは、

「思っていたとおりの使い方ができている!」と嬉しくなりました。

 

 

部屋ごとに役割をきちんと考えること。

あえて用途を限定しない場所をつくること。

 

一見、反対のことのようですが、どちらもわたしたちの暮らしを想像した結果でした。

「用途を限定しないという役割のある場所」を敢えてつくる。

小上がりを設けたことによって、毎日の中で少しだけ余白を感じられ、より自由に過ごせる。

そんなリビングにしたいという思いを実現できて良かったなと思っています。

 

執筆者のプロフィール写真

この記事を書いた人:笹山 絵理(家づくりバディ)

30代の同級生の夫と、ヤンチャ盛りの子ども2人の4人家族。
上の子どもの進学を機に、一念発起して家を建てることを決意。
家族が穏やかに過ごせる暮らしを目指しながら、家づくりの経験や工夫をシェアします♪