お客様だった私。我が家の家づくり奮闘記|着工編|
いままで紙の上で広がっていた夢が、いよいよ現実のものになっていきます。
図面やイメージではわからなかった家の大きさや雰囲気を、実際の土地で体感できるようになりました。
地 鎮 祭
地鎮祭当日は年末の寒さが身にしみる日でした。「春を過ぎて、夏の暑いころにはここに家が建って家族と住めるのか・・・」と思うと、まだ実感もわかず不思議な気持ち。
年が明けてすぐに「着工しました!」という知らせがあり、すぐに様子を見に行きました。基礎工事が進められていて夢のマイホーム”が少しずつ形になっていくのだと思うと、とてもワクワクする瞬間でした。
現場を見てワクワク!
職人さんたちが図面と実際の空間を確認しながら、一つひとつの作業を正確に仕上げていたり、工具や木材等がきちんと整頓されていたりと、丁寧で秩序ある現場の雰囲気に、プロの仕事ぶりを感じてより一層信頼感が強まりました。
間取りと見比べながらゆくゆくは壁になってふさがってしまう部分を意味もなく何度も通ってみたり、柱に笹山様邸と書かれているのを見て思わず写真を撮ったり、階段がまだできていなかったのではしごで2階に登らせてもらったり・・・その時にしかできないことを思いつく限りやってみました。
お仕事中に何度もお邪魔するのも忍びないなと思っていた際に「あなたたちの家なんだから、遠慮せずいつでも来てください」とお声がけいただいたことも、とても印象深い出来事で、その一言や、現場での取り組みを間近で見て家づくりを一緒に進めているという心強さを感じられたのを覚えています。
どんどん形になっていく家
「床板が貼られた!」「窓枠が入った!景色はこんな感じかぁ・・・」と想像しながら工事の様子を確認するのも、家づくりの醍醐味のひとつ。日ごと、週ごと足を運ぶ度に家らしくなっていく様子をみて家族みんな大興奮でした。図面では想像しきれなかった部屋の広さや天井の高さ、窓からの光の入り方を実際に感じられるのはやっぱり格別です。
現場の作業が進むと、最初に浴室がとりつけられました。これまでが賃貸の小さな浴槽だったので、実際の大きな浴槽を目にしたときは感激しました。ショールームで見てシミュレーションしたものが、目の前に現れた最初の瞬間でもあり、嬉しさもひとしお。
その後も、トイレや洗面台等が次々と設置されていき、悩んで選んだものが目の前に置かれていくことで「わたしたちの家」という実感も少しずつ強まっていきました。一番楽しみにしていたキッチンは、最後に導入予定とのことで完成が待ち遠しく感じました。
部屋の印象を決めるクロス選び
無事に着工し工事がすすむ中、次はクロス選びに頭を悩ませました。
色や柄、質感によって部屋の印象が大きく変わるので、せっかく素敵に仕上げてもらった家を私たちのセンスのなさで台無しにしてしまうわけにはいかない!とプレッシャーを感じながらあれこれ迷いました。
カタログをテーブルいっぱいに並べ、ああでもないこうでもないと家族で意見を出し合いました。夫婦の好みのテイストが違ったことや、なにがいいか聞けば「ピンクがいい!」と自分の好きな色しか言わない子どももいて想像以上に難航・・・
それぞれの好みや妥協点を模索しながらなんとか「これだ!」と思える組み合わせに決めきることができました。
何度も脳内でシミュレーションを繰り返しましたが、実際に貼り終えるまでは変じゃないかな?大丈夫かな?とワクワクよりも不安な気持ちの方が、大きかったのを覚えています。
パントリーから貼られていき、その後リビング、洗面、脱衣・・・実際に貼られているクロスを見てみると、イメージ通り、むしろそれ以上の仕上がりで大満足。特に小上がりを含むリビングは明るさを保ちつつ、落ち着いた雰囲気で家族のお気に入り空間となりました。
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家づくり以外にも、引っ越しの準備やそろえておくもの等、決めること・考えることが多く、慌ただしい日々を過ごしていたのがこの頃。そんな中でも、合間をぬって現場を見に行く時間が良い気分転換となりました。工事は夏場の暑い時期にも及んだので現場に携わってくださった皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
着工編を終えて、次はいよいよ完成編!
養生や足場が外れ、待ちに待った新居の全貌が見えてくるワクワク感をお届けします。

この記事を書いた人:笹山 絵理(家づくりバディ)
30代の同級生の夫と、ヤンチャ盛りの子ども2人の4人家族。
上の子どもの進学を機に、一念発起して家を建てることを決意。
家族が穏やかに過ごせる暮らしを目指しながら、家づくりの経験や工夫をシェアします♪