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夫婦で意見が割れたこと

 

家づくりは、夫と意見を出し合いながら進めていきました。

 

間取りや設備、内装、外観……

想像していた以上に決めることが多く、

家づくりを通してお互いの価値観や好みを

改めて知る良い機会にもなりました。

 

わが家は間取りに関しては比較的意見が合うことが多く、

大きな衝突もほとんどありませんでした。

 

それでも、「これは欲しい!」「いや、本当に必要かな?」

と意見が分かれたものもいくつかあります。

 

今回は、実際に意見が分かれたポイントについてご紹介したいと思います。

 

 

【 スロップシンク 】

 

最初の提案では、スロップシンクは外に設けられていました。

そこで、「できれば家の中に欲しい」と伝えたところ、夫は反対。

 

夫としては、スロップシンクを設置するよりも、

洗濯物を干すスペースを少しでも広く確保したいという考えでした。

 

当時は家族4人分の洗濯物が部屋中に干してあるような状態だったので、

その気持ちもよく分かります。

 

一方で、わたしは子どもがまだ小さかったこともあり、

嘔吐や粗相をしたときに気兼ねなく

浸け置きできる場所が欲しいと思っていました。

 

「お風呂で洗えばいいのでは?」という意見もありましたが、

わたしとしては汚れたものをお風呂に持ち込むことに抵抗がありました。

以前住んでいた家では、お風呂のカビ対策に常に悩まされていたこともあり、

新しい家ではできるだけ汚れたものを持ち込みたくない、

清潔な状態を保ちたいという気持ちが強かったのだと思います。

 

今振り返ると、お風呂について夫は広さや見た目を重視していましたが、

わたしは手入れのしやすさや清潔さを重視していたような気もします。

 

最終的には夫がわたしの意見を尊重してくれて、

スロップシンクを採用することになりました。

 

 

正直なところ、夫はいまだにその存在意義を

完全には感じきれていないようですが(笑)、

わたし自身は上履きを洗ったり、浸け置きをしたり…

洗濯物を干す際に衣類の一時置き場にするなど

何かと重宝しています。

 

 

【 吹き抜け 】

 

最初にいくつかプランニングしてもらった案の中に、

吹き抜けのあるプランがありました。

 

その図面を見た瞬間、

「せっかくの完全自由設計なら採用したい」と

夫が目をキラキラさせていたのを今でも覚えています。

 

一方で、別の案には小屋裏収納がありました。

シーズンオフのものをしまっておける収納スペースはとても魅力的で、

わたしはどちらかというとこちらの方が気になっていました。

 

というのも、当時のわたしは

「吹き抜けって、ただ天井が高くなるだけなら勿体ないのでは?」

と思っていたからです。

 

それなら収納スペースとして活用できた方がいいのではないか?

そんな気持ちが強くありました。

 

収納を優先するか、吹き抜けを優先するか。

どちらも納得できる理由があったので、

夫の考えに寄り添いながら収納が足りるかどうかを

改めて考えてみることにしました。

 

何をどこに収納するのかをひとつずつ整理していくと

思っていたよりも収納は確保できそうだということが分かり、

最終的に吹き抜けを採用することになりました。

 

 

実際に住んでみると、

わたしが“ただの天井”“スペースの無駄遣い”だと

思っていた吹き抜けの存在は想像以上でした。

 

視線が上へ抜けることでリビングが実際以上に広く感じられ、

家に遊びに来てくれた方からも

「この吹き抜け、いいですね」「広く感じられるね」と

言っていただくことが多く、

今ではわたし自身もお気に入りの場所になっています。

 

限られた面積の中で、収納と開放感のバランスがしっかりと考えられた

経験豊富な一級建築士さんならではのご提案だったのだろうなと感じています。

 

当時は収納ばかり気にしていましたが、

暮らし始めてみて初めて分かる心地よさも

あるのだと実感した出来事でした。

 

執筆者のプロフィール写真

この記事を書いた人:笹山 絵理(家づくりバディ)

30代の同級生の夫と、ヤンチャ盛りの子ども2人の4人家族。
上の子どもの進学を機に、一念発起して家を建てることを決意。
家族が穏やかに過ごせる暮らしを目指しながら、家づくりの経験や工夫をシェアします♪