シロアリの話
先日、シロアリの防除作業に立ち会う機会がありました。
普段なかなか目にすることのない作業だったので、
「シロアリってこんなふうに家へ侵入するんだ」
「こんな被害になることもあるんだ」と、とても勉強になりました。
今回は、そのときに見て学んだことをご紹介します。
※実際のシロアリの写真はありませんが、
被害の様子や防除方法をご紹介しています。

一見すると古くなった畳のようにも見えますが、
よく見ると四角い形がくっきり残っています。
この場所には家具や荷物が置かれていたようで、
シロアリは光を嫌うため、
暗くなっていた部分を中心に食害が進んでいました。
シロアリは、多くの場合、地中から建物へ侵入します。
そのときに作るのが「蟻道(ぎどう)」です。

蟻道は土などを使って作られたシロアリ専用の通り道です。
光や乾燥から身を守りながら、床下や木材へ向かって移動します。
この蟻道を見つけた場合は、
すでにシロアリが活動しているサインである可能性があります。
さらに被害が進むと、壁や柱にも異変が現れます。

シロアリは木材の表面だけではなく、内部を食べ進めることが多いそうです。
外からは分かりにくくても、中では被害が進行していることもあります。
表面が割れたり剥がれたりしている頃には、
すでに内部まで食害が及んでいるケースも少なくありません。
被害の状況やシロアリの生態について学んだあと、
実際の防除方法も見せていただきました。
シロアリ対策というと薬剤を散布するイメージを持っていましたが、
今回立ち会った現場ではベイト工法が採用されていました。

家の周囲に箱を設置し、その中に入れた薬剤を
働きアリが巣へ持ち帰ることで、巣全体に効果を広げる方法です。
一度設置して終わりではなく、
定期的にシロアリの活動状況や、薬剤の状況を確認しながら
必要に応じて補充・交換を行います。
こうして徐々に巣全体を弱らせ、最終的に駆除を目指す方法なのだそうです。
普段の暮らしでは、床下や壁の中を見る機会はほとんどありません。
だからこそ今回、実際の現場に立ち会ってみて、
家を長持ちさせるためには見えないところのメンテナンスが
とても大切なのだと改めて感じました。
*
家は建てて終わりではなく、
住み始めてからも定期的に点検やメンテナンスを重ねながら、
大切に住み継いでいくもの。
普段は目にすることのない場所だからこそ、
こうした点検や予防が、住まいを長く守ることにつながるのだと感じた一日でした。
家を建てて間もないいま、この大切さを知ることができたので、
これからも定期的に点検を受けながら、住まいを大切に守っていきたいと思います。
この記事を書いた人:笹山 絵理(家づくりバディ)
30代の同級生の夫と、ヤンチャ盛りの子ども2人の4人家族。
上の子どもの進学を機に、一念発起して家を建てることを決意。
家族が穏やかに過ごせる暮らしを目指しながら、家づくりの経験や工夫をシェアします♪
