風雅匠房4つのこだわり

CONCEPT

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自然素材での家づくりが得意

無垢フローリング

無垢フローリング

「裸足でいたくなるんです」とは、当社で家を建てたお客様からよく聞こえてくる声です。

「無垢材」とは、丸太から切り出した一枚板のこと。私たちが使用しているのは、木目を浮立たせた浮造り仕上げの無垢材。木目による凹凸が、肌触りよく滑りにくい床にしてくれるのです。

美しく多彩な木目が特徴の無垢材の床は、表面の塗装やワックスを塗り直す必要も無いためメンテナンスも簡単で、経年による変化さえ味わいとして楽しむことができます。
傷がつくのがいやなら、ナラやオークなどの硬い木を、温もりを優先するなら杉やヒノキをと、選ぶ木を変えることで見た目だけでなく機能性も変えることができます。

風雅匠房のお客様に人気があるのは、杉の浮造フローリング。傷が付いても目立ちにくく、湿気が高いときでもサラッと、寒いときでもぬくもりのあるやわらかい足触りが心地よい空間を造ります。

壁紙(クロス)

壁紙(クロス)

壁は目に入る面積が大きいため、デザインや素材の選び方で空間の印象は大きく変わります。暮らしを包む部分だからこそ、飽きのこない自然の風合いで快適な空間を実現する素材にこだわっています。

壁紙を自然素材にしたいといっても、紙クロスでは耐久性がありません。たとえば、丈夫で破れにくい布クロスなら、ちょっと荷物を引掛けたり、ペットがガリガリやったりした程度では敗れません。小さなお子様がいる家庭にもおすすめです。静電気が発生せずホコリなどの汚れを吸い寄せないので、数年でみすぼらしくならずお手入れも簡単です。

自然素材を使用した、ローコストで高機能の壁紙もあります。卵の殻を材料とした壁紙は、まるで塗壁のようなザラザラとした質感を再現しています。卵殻が持つ気孔という小さなたくさんの穴が、呼吸をするように部屋の湿気を吸ったり吐いたりすることでちょうどいい湿度に調整したり生活臭などの臭いを吸ってくれたりします。

壁や天井は面積も広いため、どんな材料を使用するかで室内の空気が大きく変わります。
爽やかさやあたたかみ、臭い、湿度といった空気感を快適に保ってくれるのが自然素材を使った壁紙の魅力です。
人は人生の8割の時間を室内で過ごします。そして3分の1を寝室で過ごします。だから自然素材に囲まれた気持ちのいい部屋をつくりましょう。

クロス用糊(のり)

クロス用糊(のり)

さらに、壁紙用の糊にもこだわりました。
昔の新築住宅に入ると目がチカチカし、独特な刺激臭がありました。ビニールクロスの接着糊に使用されていたホルマリンの臭いです。ホルマリンはシックハウスの元凶とされ使用が禁止され、ノンホルマリンの接着剤だけになりました。ホルマリンは接着力を高めるのに便利な添加剤だったのです。ホルマリンを抜くとこれまでのような接着力が確保できないので、まだ規制されていないホルマリンに代わる化学物質が使われています。

風雅匠房がこだわった接着糊は昔ながらの「でんぷん糊」です。小麦、タピオカ、コンスターチを原料とし、防腐剤にはクエン酸を使用しています。壁・天井の広い面積に使っても室内の空気室を悪くしません。

珪藻土(けいそうど)

珪藻土(けいそうど)

最近よく耳にするようになった珪藻土。バスマットとしても使われるほど吸水性の高い珪藻土は、湿気を吸う能力だけでなく消臭効果にも大変優れた壁材です。
珪藻土は壁紙と違い、漆喰などのように左官屋さんが壁に塗って仕上げます。

珪藻土の塗り材の選択には二つのポイントがあります。一つ目は珪藻土がどれくらい含まれているか。二つ目は珪藻土を固めるための結合材の成分です。性能のよい珪藻土塗り壁材は、珪藻土の含有量が多く、珪藻土の穴を塞がない結合(接着)材でかためてあって、しかも割れたり、崩れたりしない製品です。

私たちは珪藻土の調湿性能や脱臭性能を損なわないよう、クロス用糊同様結合材にもこだわり口に入っても安心の素材を使っています。

スプーン1杯珪藻土が入っているだけで珪藻土塗り材といっている商品もあるし、塩化ビニル系の接着剤で大切な穴を塞いでしまい、調湿効果の劣る商品もあります。有害化学物質を含み、室内に揮発するようなものまであるので選択が難しい材料になってしまいました。
珪藻土のバスマットにアスベストが含まれていたというニュースも記憶に新しいですが、これはアスベストの使用が禁止されていない国で生産したことが原因と言われています。風雅匠房で使用している珪藻土は、全て国産のものでアスベストは使用されていませんので、安心してご利用いただけます。

鹿児島県産材

鹿児島県産材

柱や梁などの構造材から無垢フローリングまで、鹿児島県で育てられ加工された木材を使用しています。

伐採後製材されたばかりの木材は水分をたくさん含んでいます。そのまま使用してしまうと乾燥するにつれ変形や収縮が起こってしまうため、建築資材として使用するために十分乾燥をさせます。

木材の乾燥方法には人工乾燥、天然乾燥があります。
風雅匠房では、鹿児島県産材の中でも天然乾燥をさせた木材にこだわって使用しています。
半年から1年かけてゆっくりと乾燥させた木材は、機械乾燥では抜けてしまう大切な油分を残したままなので、木の香りや艶の残った美しく強い木材に仕上がります。

年月を重ねることで生まれる魅力

アーキスタジオfuga

念願の我が家が完成したとき、誰もが真新しい家に満足感を感じるでしょう。
しかし、新築特有の美しさは5年、10年と年月を重ねるにつれて色褪せていくものです。
では、家は建てたときが一番美しく、その後はどんどん古くなっていくだけなのでしょうか。

自然素材で建てられた風雅匠房のモデルハウス「アーキスタジオfuga」が完成したのは2008年。それから十数年が過ぎた今、床や壁の色は新築当時と比べて深みが増し、少々の傷やシミもこの家の歴史を物語る年輪のようなものとなりました。

経年変化さえ愛着になっていく自然素材。その魅力は、数値で表現できる類いのものではなく、肌感覚で感じるものです。

私たちは、その「感覚を楽しむ」暮らしをご提案します。

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お客様のためにならないことは絶対にしない

私たち風雅匠房の合言葉は、「お客様のためにならないことは絶対にしない」です。
お客様との出会いから設計、施工、維持管理の全ての過程において嘘・偽りのないお付き合いをいたします。

だから家づくりで使用する材料にも本物の自然素材にこだわります。私達は、自分の家族が住む家に使いたい安心な材料をお客様にご提案いたします。お客様に本物素材のメリット・デメリットを正しくお伝えして、納得の上、選定していきます。

家づくりのプロは様々な仕上素材の知識を持っています。本物を知るプロは自分の家には無垢のフローリングや布(織物)クロス、珪藻土、漆喰を使いたいと言います。それなのにお客様には、その材料の存在さえ知らせていないのが現実です。私たちも以前はそうでした。幸いこれまでのお客様でシックハウス症候群になられたという方はいらっしゃいませんが、床は合板フローリング、壁や天井はビニールクロスの家を何の疑いもなく作っていました。20年前に建てた私自身の家もそうです。

作りやすい家ではなく、お客様に安心して住んでいただける家

シックハウスが社会問題となり、平成15年建築基準法改正により規制が行なわれていますが、この基準を守るだけで十分だと私たちは思っていません。法改正後様々な材料の比較検討をしながら、私たちの家づくりへの考え方、材料の選び方を変えてきました。職人さんからは「扱いにくいのでやめて欲しい」と言われる材料もあります。「作りやすい家ではなく、お客様に安心して住んでいただける家」を一緒に作って欲しいと説得してきました。

新建材と比べると本物の自然素材は高価です。だから自動で蓋の開くトイレやピカピカ光沢のあるシステムキッチンの扉を我慢してもらうかもしれません。でも実際に使用する部屋ごとに差額を比較するとそれほど大きな差ではありません。家族構成や生活スタイルで優先順位をつけながらバランスの取れた家づくりをすることが大切です。

自分の家族のために使いたい、そんな本物の自然素材をご提案

私たちは、自分の家の建築やリフォームに使いたくない素材をお客様に薦めません。自分の家族のために使いたい、そんな本物の自然素材を使った家づくりを提案します。いいものを使えば高くなる。確かにそうです。他社に負けるからみんな薦めないのだと思います。しかし、たとえ予算がなくても、その予算の範囲で本物の自然素材を適材適所で合理的に提案したい。そう考えています。

私は自宅をリフォームしました。これまで採用していない素材も検証のためにいろいろ使用しました。とっても暖かく住み心地のいい快適な住まいに変身しました。使用した材料の中で、本当に良い本物の自然素材だと私自身が確信したものだけをお客様にご提案いたします。