間取りはどう考える?
間取りと聞くと、
「リビングは広く」「子ども部屋はふたつ」など、
部屋の広さや数を思い浮かべがちですが、
実際に家づくりをしてみて、
その考え方が少し変わりました。
朝起きてから家を出るまでの流れ、
帰宅してからの動き、
余暇の過ごし方や、家族との距離感…
そうした暮らしの時間そのものを形にしたものが、
間取りなのだと考えるようになりました。
家づくりの後悔ランキングを見ると、
「間取り」や「生活動線」は、わりと上位に挙がっていることが多い印象です。
どうしてそこまで間取りの後悔が多いのでしょうか。
ひとつは、毎日必ず使うものだからだと思います。
家事動線や生活動線は、一度決まると簡単に変えることはできません。
そして、その動きは毎日何度も繰り返されるものです。
ほんの少しの不便さでも、積み重なることでストレスとして感じやすくなり、
その結果、「後悔ポイント」になってしまうのかもしれません。
もうひとつは、間取りが「暮らしの時間そのもの」に直結しているから。
朝の準備のしやすさ、家事のしやすさ・・・
そういった日々の過ごし方すべてに関わってくるのが間取りです。
だからこそ、少しの違和感でも
「こうすればよかった」という後悔として感じやすいのだと思います。
たとえば、回遊同線をつくったものの、
実際にはいつも同じルートしか使わず、
“回遊”の意味をあまり感じられなかったり、
収納はたっぷりつくったはずなのに、
使う場所までが遠くて思っていたより使いにくかったり…
「便利そう!」と思って取り入れたものでも、
暮らし方によっては活かしきれないこともあります。
間取りは“部屋の広さや配置”ではなく、
“どんな暮らしをしたいか”から考えるものなのだと
家づくりを進める中で感じるようになりました。
リビングで、キッチンで、寝室で、居室で、
これまでどのように過ごしてきたのか、
これからはどのような時間を過ごしていきたいのか。
暮らし方を、具体的にイメージするところから
家づくりは始まるのだと思います。
同じような家族構成の家族はたくさんあるけれど、
家での暮らし方は本当に人それぞれ。
みんなが「これが良いよ」と言っているものが
必ずしも自分たちの暮らしにも合うとは限りません。
まずは朝、洗面台が混み合ってしまって不便だな、とか
帰宅後、ちょっと荷物を置いておける場所が欲しいな、とか。
“誰かの”イチオシをそのまま取り入れる前に、
そんな日々の暮らしの中にある“あなたの”小さな不満や、
「こうだったらいいな」という気持ちに目を向けてみてください。
「日々の暮らし」を大切にする深野木組では、
その想いに丁寧に向き合い、ひとつずつ形にしていきます。
この記事を書いた人:笹山 絵理(家づくりバディ)
30代の同級生の夫と、ヤンチャ盛りの子ども2人の4人家族。
上の子どもの進学を機に、一念発起して家を建てることを決意。
家族が穏やかに過ごせる暮らしを目指しながら、家づくりの経験や工夫をシェアします♪
